【シニア引越し③】旧居の掃除と原状回復のポイント|退去前にやっておきたいこと
【シニア引越し①】事前準備と荷造り、賢い業者選び
【シニア引越し②】当日の流れと注意点|安全・スムーズに進めるコツからの続きです。
引越し当日を無事に終えても、まだやることは残っています。今回は、旧居の掃除や退去時の原状回復、最終チェックリストについて解説します。
気持ちよく新生活をスタートするための仕上げとして、ぜひ参考にしてください。
旧居の掃除は「引越し完了」の大切な仕上げ
無事に荷物が新居に届いても、引っ越しはまだ完了していません。忘れてならないのが旧居のお掃除です。大きな家具や電化製品を動かした後、埃や汚れが溜まっていて、特に洗濯機パンやキッチン、洗面所などは汚れが目立ちます。
引越し当日は作業が多いため、すべての掃除を終わらせるのは難しいことがあります。そんな時には、無理をせず引越し翌日に改めて掃除を行うのがおすすめです。翌日であれば、十分な時間を確保でき、丁寧に掃除することができます。その場合、引越し後も数日間、旧居の水道を使える状態にしておくと便利です。
賃貸の場合の原状回復のポイント
賃貸物件を退去する際は、ある程度きれいにしておかないと、原状回復費用がかかる場合があります。
通常の使用で生じる経年劣化や自然損耗は借主の負担にはなりませんが、原状回復の費用負担が発生するのは、通常の使用範囲を超えた汚れや破損がある場合です。
キッチンの油汚れ、壁のタバコのヤニ汚れ、床の目立つ傷や汚れがある場合は、修繕費用を負担する可能性があります。特に目に付きやすい箇所の汚れを落としておくと、費用を抑えることができる場合があります。
なお、契約書に「退去時のハウスクリーニング代は借主負担とする」と記載されている場合があります。このような特約があると、どんなにキレイに掃除をしていても、業者による清掃費用を請求されることがあります。
不明な場合は不動産会社か管理会社に確認しましょう。一般的な相場は、ワンルーム〜1Kで 1万5,000円〜3万円程度 が目安とされています。
旧居で出たゴミの処分方法
引越し当日がゴミ収集日でない場合や、自治体の回収に間に合わない場合、以下の方法を検討します。
引越し業者に依頼する
一部の引越し業者では、ゴミの引き取りや処分をオプションとして提供しています。追加料金が発生することがありますが、大量のゴミを効率的に処理できます。
引越し先で捨てる
新居の地域でゴミ出しを行うことも可能です。ただし、引越し前にその自治体のルールを確認し、分別方法や収集日を把握しておきましょう。
部屋を引き渡すための最終確認
忘れ物の確認
押入れや戸棚、洗面台の下、冷蔵庫の裏などに忘れ物がないかチェックしましょう。
設備の最終確認
・ガスの元栓が閉まっているか
・電気のブレーカーが落ちているか
・水道の元栓が閉まっているか
・照明やエアコンなどが正常に作動するか
鍵の返却準備
鍵の本数を確認し、スペアキーを含めてすべてそろっているかチェックしましょう。
掃除が終わったら、あらかじめ決めておいた退去立ち合いの日を迎えます。立ち合いは、管理会社や大家さんの担当者と一緒に部屋の状態を確認する大切な手続きです。
通常は、引越し当日か、掃除を終えた数日後に行われます。
立ち合いでは、壁や床の傷、設備の汚れや破損などを確認し、必要に応じて修繕箇所を相談します。問題がなければ、その場で鍵を返却して退去完了です。
忘れがちな項目に注意
ライフライン(電気・ガス・水道)の解約手続きは完了していますか?
粗大ごみの撤去・回収は終わりましたか?
郵便局に転送届は提出しましたか?
通販などの定期便の住所変更は済ませましたか?
インターネットや新聞の契約停止手続きは済ませましたか?
引越しに伴う主な手続きと注意点についてはこちらの記事を参考にしてください。
▶ シニアの引越し手続きガイド|必要な役所の手続きと注意点
退去時の立ち合いでは、部屋の汚れや傷の状態を確認されます。慌てず、余裕をもって掃除や点検を済ませておくことで、スムーズに引き渡しができます。
(シニア賃貸60+編集部)
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