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シニア向け賃貸の初期費用はいくら?入居時にかかるお金と月々の費用目安

シニア向け賃貸住宅への住み替えを考えたとき、多くの方が驚かれるのが「初期費用の高さ」です。

一般的な賃貸より少し高めの「家賃の6〜7か月分」が目安となりますが、これには「将来、家族に負担をかけないための備え」や「手厚い見守りサービス」の対価が含まれています。

「なぜ、これほどかかるの?」「どの項目を削れるの?」……。そんな疑問を一つひとつ解消しながら、シニアの皆さんが納得感を持って新生活への一歩を踏み出すための、お金のガイドラインをまとめました。

入居時にかかる主な費用

契約時には、家賃のほかに「安心」を維持するための管理費なども含めた、以下の費用が必要になります。

入居時にかかる主な費用一覧

  • 敷金
  • 礼金
  • 仲介手数料
  • 前家賃(日割り+翌月分)
  • 管理費・共益費
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用

入居時にかかる初期費用の内訳

一つひとつの内訳を詳しく見ていきましょう。費用の目的を知ることで、納得感を持って準備が進められます。

敷金

家賃の1〜2か月分が目安です。「最初からそんなに払うの?」と感じるかもしれませんが、退去時の清算をスムーズにし、最後にご本人やご家族がまとまったお金で苦労しないための準備金といえます。

安すぎる物件は、退去時に高額な修繕費を請求されるケースも少なくありません。最初にある程度の敷金を預けておくことで、最後にお金でもめるリスクを減らし、家族の負担を軽くしておくことができます。

礼金

家賃の1〜2か月分が目安です。「礼金なし」の物件もありますが、24時間の見守りや相談サービスが充実したシニア向け物件では、管理・運営の質を維持するための対価として設定されているのが一般的です。

仲介手数料

家賃の1.1か月分(税込)が上限です。地建物取引業法(※1)では「家賃の1か月分+消費税」が最大と定められており、シニア向け住宅を含む多くの不動産会社で、この上限額が標準的な設定となっています。

前家賃

入居を開始する月の「日割り家賃」と「翌月分の家賃」をあわせて支払います。月初の入居であれば、約2か月分が必要です。

管理費・共益費

エントランスなど共用部の清掃代だけでなく、「安否確認」や「生活相談」などの基本サービス費が含まれます。初期費用として、前家賃と同様に1〜2か月分を前払いするのが一般的です。

住宅総合保険料(火災保険料)

1.5万〜2万円程度(2年分)が目安です。 一般的に「火災保険」と呼ばれますが、実際には水漏れや盗難、賠償責任などもカバーする住宅総合保険への加入が主流です。

シニア向け物件のプランでは、通常の家財補償に加え、万が一室内で亡くなった際の「遺品整理・清掃費用」や、車椅子で壁を傷つけた際の「修理費用」など、高齢者特有のリスクをカバーする特約が付帯しているのが特徴。自分だけでなく、残される家族の負担を減らすための大切な備えとなります。

鍵交換費用

1.5万〜2万円前後(税抜)が目安です。防犯性の高いディンプルキーやICカードキーを採用している物件が多く、安心して新生活を始めるために必要な経費となります。

家賃別・初期費用の目安イメージ

実際にどれくらいの準備が必要か、家賃別に具体的なシミュレーションをまとめました。ご自身の予算に近い方を参考にしてみてください。

費用項目(目安) 家賃10万円の場合 家賃13万円の場合
敷金(2か月) 200,000円 260,000円
礼金(2か月) 200,000円 260,000円
仲介手数料(1.1か月) 110,000円 143,000円
前家賃・管理費(1か月分) 約130,000円 約160,000円
住宅総合保険・鍵交換等 約30,000円 約30,000円
初期費用 総額 約670,000円〜 約853,000円〜

※管理費3万円と仮定。日割り家賃が発生する場合は、別途加算されます。

シニア向け賃貸住宅は、一般的な賃貸に比べて初期費用がと高めに設定される傾向があります。ですが、これは「シニアの生活に特化した見守りサービス」や「将来の退去清掃への備え」がしっかり組み込まれているからこそ。

あらかじめこの金額を予算として想定しておくことで、入居後に「思っていたより負担が大きい」と後悔するリスクを減らし、無理のない資金計画を立てることができます。

初期費用を抑えるなら、まずは「礼金なし」の物件や、家賃が一定期間無料になる「フリーレント」付きの物件を優先的に探してみましょう。これだけで数十万円単位の節約になることもあります。また、鍵交換や独自の付帯サービスなど、見直せるオプション項目がないか契約前に見積書をしっかり確認することも大切です。

月々にかかる固定費の目安

シニア向け賃貸の初期費用2

月々の支払いは「家賃+管理費(共益費)」が基本です。一般的な賃貸より管理費が高めに設定されていることが多いのは、管理費に24時間の安否確認や生活相談といったサービス費が含まれているためです。

月々かかる固定費

  • 家賃
  • 管理費・共益費
  • 駐車場代・駐輪場代(利用する場合)

※光熱費、食費などの生活費は、これまでと同様に別途かかります。水道・電気・ガスは個別契約による実費精算が一般的です。

なお、最近は、インターネットが無料で使える「Wi-Fi(ワイファイ)完備」の物件も増えています。面倒な開通工事や個別での契約がいらず、入居したその日からスマホやタブレットを楽しめるのは、今のシニア世代には大きなメリットです。

費用に含まれないもの

シニア向け賃貸は、有料老人ホームのようなフルサービス型ではなく、必要な分だけ外部サービスを組み合わせて自分らしく暮らすスタイルです。以下の項目は、家賃・管理費に含まれないため、必要に応じて別途予算を考えておきましょう。

外部サービスの利用

ご自身の体調の変化や、日々の「ちょっとした困りごと」を解決するために個別に契約するものです。

  • 介護・医療費:訪問介護(掃除・入浴介助など)やデイサービスの自己負担分、訪問診療代、薬代
  • 生活支援・家事代行:電球交換や高所の清掃、買い物代行などを、物件提携または民間の家事代行業者に依頼する場合の費用
  • 配食サービス:栄養バランスを考慮したお弁当などを、外部の配食業者から定期的・スポットで注文する際の代金

更新料(定期的にかかる費用)

賃貸契約の更新時(一般的に2年ごと)に、家賃の1か月分程度を支払うのが一般的です。長く住み続けることを前提としている場合、この「2年ごとの出費」も予算に組み込んでおくと安心です。 (※物件によっては更新料がかからないケースもあります。)

初期費用が分かると、住み替えはぐっと進めやすくなる

シニア向け賃貸の初期費用は、家賃の6〜7か月を目安に、内訳を確認することが大切です。

最初に必要な金額が見えてくると、落ち着いて物件を選べるようになります。

気になる物件が見つかったら、まずは初期費用の見積りを取り、無理のないペースで住み替えを進めていきましょう。

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(シニア賃貸60+編集部)


【参照】
・国土交通省「宅地建物取引業法(宅建業法)第46条」(※1)


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