賃貸の壁に穴を開けたくない!退去時も安心な「穴あけ不要」の飾り方と注意点
賃貸でも「壁への飾り付け」は諦めなくて大丈夫!
壁に写真やカレンダーを飾りたい。でも「少しでも跡が残ったら、退去時に請求されるのでは…」と不安になりますよね。結論から言うと、画鋲・ピンの小さな穴は“通常の生活の範囲”として扱われるケースがあり、過度に怖がる必要はありません。大切なのは「OKな跡」と「NGな跡」を知って、トラブルになりやすい飾り方を避けることです。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、カレンダーやポスターなどを掲示するための画鋲・ピンの穴は「通常の生活の範囲内」とされています。経年変化や通常の使用による消耗として扱われ、修繕費用は家主側の負担になるのが一般的です。
ただし、契約書の特約や壁材、穴の深さ・数によって判断が変わることもあります。この記事では、退去時に困らないNG例を押さえたうえで、穴あけ不要で壁を飾れるアイテムと、貼りっぱなしによるトラブルを防ぐ点検のコツを紹介します。
注意すべき「NG」な飾り方
ただし、壁に飾れるとはいえ、何でもOKではありません。退去時にトラブルにならないよう、「何がNGとされるのか」の基準を事前に確認しておきましょう。
下地ボードに達する「深い穴」
釘、ネジ、ボルトなど、壁の奥(下地ボード)まで達し、穴が目立つようなものは「通常の使用」を超えると判断され、修繕費用を請求される可能性が高くなります。
壁紙をはがす強粘着テープ(ガムテープなど)
ガムテープや強力な両面テープは、剥がすときに壁紙ごとめくれたり、糊が残ったりしやすいアイテムです。跡が残ると修繕対象になりやすいので、壁紙用・きれいに剥がせるタイプを選びましょう。
契約書の「特約」を確認
契約書の中に「一切の穴あけ禁止」という独自のルール(特約)が記載されている場合は、そちらが優先されることがあります。念のため、一度お手元の契約書をチェックしておきましょう。
退去時も安心!「穴を開けずに」壁を飾れる、賃貸向けアイテム4選
「ルール上は画鋲OKでも、やっぱり跡を残したくない」という方におすすめの、穴あけ不要なアイテムをご紹介します。
※凹凸のある壁紙や砂壁調、漆喰・珪藻土風の壁は、粘着が効きにくかったり表面を傷めたりすることがあります。目立たない場所で試してから使うと安心です。
①はがせる両面粘着ゴム(ひっつき虫など)
「ひっつき虫」に代表される、練り消しのような粘着剤です。ちぎって丸めて写真やポスターの裏に貼り、壁に押し付けるだけで固定できます。
穴が開かないのはもちろん、100円ショップでも購入でき、貼り直しが簡単なので位置を微調整できるのが魅力。軽いハガキや家族の写真を何枚も並べたい時に最適です。
②壁紙用両面テープ
壁紙専用の、剥がすことを前提とした両面テープです。ダイソーなどの100円ショップでも手に入り、手軽に使えます。
もし壁紙との相性が不安な場合は、壁にマスキングテープを貼り、その上から両面テープを重ねるという合わせ技もおすすめ。壁紙を直接傷めず、しっかりと固定できます。
③粘着フック(跡が残らないタイプ)
カレンダーや軽い時計など、少し厚みのあるものを吊るしたい時に重宝します。
最近では「きれいに剥がせる」と明記された粘着剤付きのフックが、キャンドゥなどの100円ショップでも豊富に揃っています。針を使わないため、万が一落としても床を傷つけたり、怪我をしたりする心配がありません。
④「引っ張ってはがせる」強力粘着フック
より安定性を求めるなら、粘着タブを真っ直ぐ下に引っ張るだけで接着面が伸びて綺麗に剥がれるタイプがおすすめです。
少し重みのあるフォトフレームや大切にしている額縁も、穴を開けずに安定して飾ることが可能です。
ホームセンターなどで耐荷重に合わせて選ぶことができ、壁に糊を残さず剥がせるため、安心感も格別です。
貼りっぱなしは禁物!退去時のトラブルを防ぐ「年1回」の点検
便利な粘着アイテムをより安心して使うためのポイントがあります。それは、「定期的に状態を確認すること」。
特に日当たりの良い場所などでは、何年も貼りっぱなしにすると、粘着剤が壁紙にぴったりくっついて剥がしにくくなることがあります。
剥がすときは一気に引っ張らず、製品の説明どおりにゆっくり外しましょう。必要ならドライヤーで軽く温めると、糊残りや壁紙の破れを防ぎやすくなります。
剥がすときに壁紙を破ってしまい、修繕費用を請求される……といったトラブルを防ぐために、一年に一度、大掃除やカレンダーの交換時期などに合わせて、一度剥がして粘着の状態を確認したり、新しいものに交換したりするのがおすすめです。
まとめ
壁は部屋の面積の多くを占める場所です。そこに一枚の写真やカレンダーがあるだけで、部屋はぐっと「自分の居場所」らしく、温かみのある空間に変わります。
最近は穴を開けずに楽しめるアイテムも増えています。まずは小さな写真一枚から、気兼ねなく壁の飾り付けを楽しんでみてはいかがでしょうか。
(シニア賃貸60+編集部)
◆参考
・国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」
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