【賃貸を選んだ理由②】「もうひとりでは限界かも」82歳女性が戸建てを手放し妹のそばで新生活
千葉県の住宅街にある築30年の戸建て。そこで一人暮らしをしていたのは、82歳のBさんです。
夫に先立たれてから数年。3LDKの家には、今や住むのはBさんだけとなりました。
広すぎる家、増える不安
「主人が亡くなってから、この家がやけに広く感じるようになりました。」
長年暮らした家には思い出もありますが、年を重ねるごとに、住み慣れたはずの家が「暮らしにくい場所」に変わっていったとBさんはいいます。
階段の昇り降りがつらくなり、最近は一階の和室で寝起きする毎日。2階はすっかり物置のような状態になっています。築30年を超える家はあちこちに修繕が必要な箇所も増え、管理も重荷になってきました。
「地震のたびに瓦が心配で、雨漏りしていないか気になるし、業者を探して見積もりをとるのも一苦労なんです。」
一人息子は電車で1時間ほどのところに住んでいるものの、すでに家庭を持ち、孫も高校生。お正月以外にはなかなか会うこともなく、気軽に頼れる関係ではありません。
「子どもに迷惑はかけたくない。けど、正直もう限界かもしれない……」
そんな想いを抱えていたとき、ある“きっかけ”が訪れました。
妹との再会、そして「理想の暮らし」への気づき
Bさんには、都内でマンション暮らしをしている妹がいます。彼女は独身で、最近では一緒に旅行に出かけたり、泊まりに行ったりと、会う機会も増えていました。
「妹のマンションに泊まると、段差もなくて、エレベーターもあるし、とても快適なんです。掃除もしやすくて、買い物もすぐ近く。正直、うらやましく感じていました。」
何より安心だったのは、何かあってもすぐに妹が駆けつけてくれる距離にいられること。
「この歳になると、家族の“近くにいる”ってことが、本当に大きな安心になるんです。」
そしてBさんは、自宅の売却を検討し、妹の住むエリアで賃貸マンションを探し始めました。
新しい暮らし、そして再び感じた“人とのつながり”
現在Bさんは、妹の住まいから徒歩10分ほどの場所にあるバリアフリーのマンションで暮らしています。管理人が常駐しており、ゴミ出しのルールも整備されていて、地域の目が行き届いた安心できる環境です。
「妹と会う回数も自然と増えましたし、今では一緒に料理したり、近くの公園を散歩したりするのが日課になりました。」
長年住み慣れた家を手放すことには葛藤もありましたが、「住み替えてよかった」と今は笑顔で語ります。
年齢を重ねた今だからこそ、「今の自分に合った住まい」を
高齢になってからの住み替えは、大きな決断です。しかし、
- 体の負担が少ない住環境
- 信頼できる人の“そば”で暮らせる安心感
- 掃除や修繕に悩まないシンプルな住まい
これらは、これからの暮らしを豊かにしてくれる大切な要素です。
もし今の暮らしに不安や不便を感じているなら、「今の自分に合った住まい方」を、一度考えてみませんか?
以上、千葉県から転居のB様から届いた声のご紹介でした。
(※画像はイメージです)
「住み替え」のきっかけは人それぞれ。Bさんのように家族のそばで安心して暮らしたいと願う人もいます。以下では、新しい一歩を踏み出した方々の「生の声」をご紹介しています。ぜひ、あなたの住まい選びの参考にしてください。
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(シニア賃貸60+編集部)