古い家の管理に限界を感じ—74歳、売却し娘の近くの賃貸で“第二の人生”をスタート

名古屋の一軒家で一人暮らしをしていたKさん（74歳）。年齢を重ねるにつれ、家の管理やもしもの時の不安を感じていたそうです。
そんな中、東京で暮らす娘さんのすすめもあり、都内の旭化成の高齢者向け賃貸「ヘーベルVillage」で新しい生活をスタート。今回は、そんなKさんにお話を伺いました。

入居する前の生活状況や抱えていた不安は？

夫を亡くして2年、名古屋の一軒家でひとり暮らしをしていましたが、年々、家の管理や生活の不便さを感じるようになっていました。

庭の木はどんどん大きくなって、昔は見るのが楽しみだった紅葉も、今では落ち葉を掃くのも一苦労。電球が切れても脚立に乗るのが怖くて交換できない。風呂の給湯器が止まっても、どこへ連絡すればいいのかわからず、東京に住む娘に修理先を見つけてもらったり、自分一人で対応するのが難しいことが増えました。

近くに住む親しい友人が体調を崩し、一人では外出もままならなくなってからは、もしもの時、頼れる人がいないことに漠然とした不安も抱えるようになりました。

シニア向け賃貸に決めた理由や経緯は？

そんな折、常々私を心配してくれる東京に暮らす娘から「うちの近くに高齢者専用のマンションができたから見に行ってみない？」と声を掛けられ、見学してみたのがきっかけで、「ヘーベルVillage」に入居することになりました。

実は私は東京で生まれ育ち。兄が実家を引き継いでいます。いざという時に頼れる存在がそばにいることは、想像以上に心強いものです。何より、久しぶりに東京で暮らしてみて、電車の便利さや活気ある街の雰囲気が、やっぱり自分にはしっくりきたんです。

見学から数ヶ月後には、名古屋の家を売却して整理しました。築42年の古い家でしたが、最寄りの駅から徒歩7分という利便性の高い立地だったため、1,800万ほどで売却できたので、東京での生活資金に回すことができました。

Kさんの1ヶ月にかかる生活費のイメージ

※あくまで生活費の目安であり、娯楽・交際費などは含まれておりません。

入居して良かったこと

引っ越してからは、以前のように大きな家を一人で管理する大変さもなくなり、生活が本当に楽になりました。

戸建てに住んでいたころは、部屋ごとに掃除機を持って階段を上り下りしていましたが、ここはバリアフリーの1LDKワンフロアなので、掃除も段違いに楽になりました。断熱性も高いのと床暖房もあるので、以前の家で感じていた冬場の寒さの心配もありません。

使いやすい導線の良さ

キッチン、お風呂、トイレ、寝室、玄関の導線が良い作りなので、何をするのも動きが楽です。何より、収納スペースの多さが嬉しいです。寝室の壁一面にある大型のクローゼットの他、玄関、リビングにもたっぷり収納できるスペースがあるので、大きな家具を買う必要がありません。

家具を置かずに全ての荷物がすっきりと収まっているので、部屋がすっきりしています。

名古屋の家具や家電は全て処分して、購入したのはベットと小型の冷蔵庫、洗濯機、電子レンジのみです。電子レンジを置く台だけ購入して、そこにキッチン用品を置いています。

生活の変化や楽しみはありますか？

まだ元気なうちはと、駅前のスーパーで週に3日だけパートの仕事も始めました。無理のない範囲で働くことで月65,000円ほどの収入になり、生活にもリズムができ、日々に張り合いを感じています。

娘とは週に一度、マンション近くのカフェでランチをするのが楽しみです。

スーパーは住まいから徒歩5分の場所にあるので、出勤も楽ですし、パート帰りに夕食の買い物も済ませられて一石二鳥です。

年金だけでは毎月少し赤字になりますが、パートの収入と家を売却した資金で十分に賄えるので、経済的な心配はほとんどありません。

お金のための労働ではなく、自分の力で生活できているという「張り合い」が、何よりの心の支えになっています。

東京に戻るという選択は、最初は大きな決断でしたが、今では本当に良かったと思っています。若い頃とはまた違った「自分らしい東京暮らし」が、今ここにあります。

 以上、愛知県から転居のKさんから届いた「入居者の声」のご紹介でした！
（※画像はイメージです）

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慣れ親しんだ土地を離れる不安もありましたが、「家の管理の負担がない」「家族がそばにいる安心感」が暮らしを一変させてくれました。

他の方の体験談もぜひ参考にして、あなたに合った“無理のない住み替え”のヒントを見つけてください。
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（シニア賃貸60+ 編集部）