定年後に離婚。孤独を乗り越え68歳男性が見つけた“賃貸”という新しい暮らし方

「このままの暮らしを続けていいのだろうか──」
定年前に離婚を経験し、ワンルームの賃貸マンションでの初めての一人暮らしをスタートしたNさん（68歳）。将来への不安を抱えながらも、“安心と自由”の両立を求めて新しい住まいを選びました。
今回は、そんなNさんが見つけた、シニア向け賃貸住宅「ヘーベルVillage」での心穏やかな暮らしをご紹介します。

入居する前の生活状況や抱えていた不安は？

定年を迎える少し前に、妻と話し合いのうえで離婚しました。
妻は「60歳になったら、母も妻も卒業して、自分のために生きたい。小さなカフェをやってみたい」と言っていましたが、まさか本当に離婚するとは思ってもいませんでした。
彼女は料理教室に通ったり、洋菓子店でパートをしたりして、着実に準備を進めていたんですよね。

都内の自宅を売却し、財産分与を終えたあと、仮住まいとして都内のワンルーム賃貸で一人暮らしを始めました。

現役時代は組織の中で忙しく過ごしていたため、急に訪れた一人きりの暮らしは想像以上に孤独でした。「仕事」という役割を失ったことで、何のために生きているのか、漠然とした不安を抱える日々。

このままの住まいで老後を迎えていいのかと、将来への心細さが募っていきました。

シニア向け賃貸に決めた理由や経緯

「このままの住まいでは老後が心細い」と感じ始めた頃、経済的に余裕があるうちに、もっと質の高い安心を得られる場所を探すことにしました。

そんなとき、息子がインターネットで見つけたのが、世田谷区にある駅からも近いシニア向け賃貸住宅「ヘーベルVillage」でした。

この物件のグレードと立地は、長年都心で働いてきた私にも納得のいくものでした。

離婚に伴い売却した都内の自宅は築38年の戸建てでしたが、近年人気が出てきた住宅街だったので約6,000万円で売却できました。契約時の初期費用約100万円ほどでした。

Nさんの1ヶ月にかかる生活費のイメージ

シニア向け賃貸の住み心地

最初は「シニア向け賃貸」という言葉に少し引っかかりましたが、防犯カメラやオートロックがあり、建物はしっかりしていて普通のマンションです。

部屋は1LDKのワンフロアで、段差がなく、シンプルに整っていて使いやすい間取りなのも気に入っています。

トイレ、浴室には緊急通報装置が設置されています。体調が急変してもすぐに24時間駆けつけサービスで連絡が取れるのは、一人暮らしにとって何より心強です。「何かあっても気づかれずに…」という老後の不安が大きく解消されました。

今まで家事は妻に任せきりでしたが、フローリングで掃除しやすく、キッチンはIHヒーターで火加減の調整が簡単。最近はネットで見つけた料理にも挑戦しています。

気づけば、ロビーやエレベーターで顔を合わせる同年代の入居者の方と、軽く挨拶を交わすようになっていました。深い干渉はせずとも、誰かとすれ違い、少し言葉を交わせる—それだけで心がふっと軽くなる。そうした「地域のなかで暮らしている」という感覚が、一人暮らしには大事なことなんだと実感しています。

仕事をしていた時は、近所の人と会っても挨拶程度しかしたことありませんから、今思えば仕事の世界しか、私にはなかったような気がします。

子ども、孫、元妻とも交流のある第2の人生

以前から美術館や図書館、喫茶店をめぐるのが好きだったので、電車に乗るにも駅に近いこの住まいは、どこに出かけるにも便利です。

離婚した妻とも、子どもや孫のことで話もあるので連絡を取っていますし、彼女のカフェにもたまに顔を出しています。もともと仲が悪くて離婚したわけではありませんから。

息子が2人に娘が1人、子どもたちも孫を連れてよく遊びに来てくれます。私の行きつけの店に連れて行ったり、近くの公園で孫たちと遊んだり、仕事人間だった私には考えられないようなゆったりした毎日を過ごしてます。

人に頼らず、干渉もされず、自分のペースで。そんな“第二の人生”が、ここ「ヘーベルVillage」で始まったと感じています。

以上、神奈川県から転居のNさんから届いた「入居者の声」のご紹介でした！
（※画像はイメージです）

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誰にも干渉されず、自分のペースで生きていきたい。でも、一人暮らしの将来に漠然とした不安を感じていませんか？
Nさんは、息子さんのサポートを受けながら、安全で心地よいシニア向け賃貸という選択肢を選びました。

他の方々の「生の声」や「賃貸を選んだ理由」から、新しい暮らしへの一歩を踏み出すヒントを見つけましょう。
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（シニア賃貸60+ 編集部）