「自立はしたい、でも少しの支えもほしい」“自立×支援”の暮らしがシニアの主流に
シニア世代の住まい選びは、いま大きく変化している 一昔前までは「介護付き」か「完全自立型」かの二択でしたが、今はその中間、“自立×支援”のバランスを求める人が主流に。 コスモヘルス株式会社が実施した意識調査では、シニアの9割が「自立を維持したい」と回答しています。一方で、将来に備えて「必要なときだけサポートを受けたい」という声も増加中。 この記事では、最新データから見えてきたシニアの暮らしの理想像を、「安全」「経済性」「支援」の3つの視点から解説します。 1. 安全性への不安がトップに 調査では、住まいへの不満として最も多かったのが「火災や地震があったら耐えられるか不安」(36.7%)。 次い…
【シニア引越し③】旧居の掃除と原状回復のポイント|退去前にやっておきたいこと
【シニア引越し①】事前準備と荷造り、賢い業者選び 【シニア引越し②】当日の流れと注意点|安全・スムーズに進めるコツからの続きです。 引越し当日を無事に終えても、まだやることは残っています。今回は、旧居の掃除や退去時の原状回復、最終チェックリストについて解説します。 気持ちよく新生活をスタートするための仕上げとして、ぜひ参考にしてください。 旧居の掃除は「引越し完了」の大切な仕上げ 無事に荷物が新居に届いても、引っ越しはまだ完了していません。忘れてならないのが旧居のお掃除です。大きな家具や電化製品を動かした後、埃や汚れが溜まっていて、特に洗濯機パンやキッチン、洗面所などは汚れが目立ちます。 引越…
【シニア引越し②】当日の流れと注意点|安全・スムーズに進めるコツ
【シニア引越し①】事前準備と荷造り、賢い業者選びからの続きです。 シニアの引越し当日を安全に進めるためのポイント 引越し当日は忙しい一日になります。朝はバタバタしがちです。できるだけゆとりを持ち、しっかりと朝食をとることで体調を整えましょう。疲れを感じたら休憩を取ってください。水分補給を忘れずに脱水症予防のため、少しずつこまめに水分補給を行いましょう。 重たい物は業者に任せ、自分で運ぶ場合は腰に負担がかからない軽い物だけにしましょう。また、休みながら運んだり、小分けにして運ぶことで負担を軽減できます。 引越し当日の流れの確認 引越しの段取りを簡単にまとめると、以下のような流れになります。 ①引…
老朽化したマンション経営から解放!2度の引っ越しを経て安心を手にした82歳女性
お子さんが独立し、8年前に夫を亡くしてからは一人暮らしを続けてきたSさん(82歳)。 親から相続したマンションの家賃収入で生活していましたが、老朽化をきっかけに売却を決意。土地だけで数億を得たSさんが賃貸に住み替えるまでの、さまざまな思いと決断、その経緯は? 親から相続したマンションが老朽化 娘が二人、息子が一人おり、長男と長女は神奈川や千葉、次女はSさんの家から車で10分ほどのところに住み、それぞれ家庭を持ち独立。8年前に夫を亡くしSさんは一人暮らしとなりました。 50代のとき、親から東京の新宿区に60坪ほどの土地と建物(賃貸マンション)を相続しました。4階が自宅で1階から3階が賃貸住宅。マ…
82歳父の決断に疲弊していた娘も一安心!実家を売却しサ高住「グランドマスト」へ
「父をひとりにできない」──神奈川県出身のNさん(82歳)の娘さんが語る、住み替えまでの道のり。実家の売却や費用面での工夫、そして積水ハウスの自立型サ高住「グランドマスト」で見つけた、お父さんの日常をご紹介します。 物件に入居する前に抱えていた不安は? 母を亡くした後、一軒家にひとり暮らしを続けていた父。血圧が高い父が心配なのもあり、娘の私が週に2日ほど車で40分ほどの実家に通い、掃除や洗濯、買い物をしていました。 2人目の子どもがまだ2歳と小さかったため、パート勤務と育児をしながら実家を訪れるのは、けっこうな負担に。そんな生活を2年ほどしていて、介護と子育て、パートの板挟みで、私自身が心身と…
60歳以降も働くシニアが増加①|就労意識の変化と法改正のポイントとは?【2025年度版】
60歳を迎えると会社を定年退職し、その後は年金生活に入る――かつてはこれが一般的な働き方でした。 しかし現在では、多くの企業で定年年齢が65歳へと引き上げられ、さらに健康寿命の延びや年金受給開始年齢の引き上げもあり、60歳以降も働き続ける方が増えています。 さらに70歳以降も働きたいと考える人が全体の約半数にのぼるという調査結果もあり、シニア層の就労意識はここ数年で大きく変化してきました。 本記事では、そんな「定年後も働くシニアのリアル」を2回に分けて紹介します。 第1回(本記事)では、シニアの就労意識や働く理由の変化を中心に、定年後も働き続ける背景や70歳までの働き方の実態を解説。 第2回で…
「もうひとりでは限界かも…」82歳女性が戸建てを手放し妹のそばで新生活!
千葉県の住宅街にある築38年、4LDKの戸建て。そこで一人暮らしをしていたBさん(74歳)。住み慣れは家が年と共に「暮らしにくい場所」に…そんな彼女の決断は?お話を伺いました。 広すぎる家、増える不安 「主人が亡くなってから、この家がやけに広く感じるように…」。 長年暮らした家には思い出もありますが、年を重ねるごとに、住み慣れたはずの家が「暮らしにくい場所」に変わっていったとBさんはいいます。 「階段の昇り降りがつらくなり、1階の和室で寝起きする日が数年続いて、2階はすっかり物置のような状態に…」。 築38年を超える家はあちこちに修繕が必要な箇所も増え、Bさんには管理も重荷になって…
一生「賃貸」に住むと決めた理由とは?ランキングから見える賃貸のメリット・デメリット
老後の住まいは賃貸か、持家か。このテーマはテレビやネットなどでもたびたび取り上げられ、シニア世代にとって大きな関心事でもあります。 広い持家を維持する安心感と負担のバランス、あるいは賃貸の身軽さと将来の不安…。それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらを選ぶかで暮らし方は大きく変わります。 そこで、株式会社AlbaLinkが453人を対象に実施した「一生賃貸に住むと決めた理由」のアンケート結果をもとに、リアルな声から見えてくる賃貸物件のメリット・デメリットについて考えてみましょう。 一生賃貸に住むと決めた理由1位は「引っ越ししやすい」 一生賃貸に住むと決めている453人に「一生賃貸に住むと決…
夜が怖くて眠れない…古い戸建てを売却し防犯の安心なマンションへ
神奈川県に住むAさん(72歳)は、長年住み慣れた築35年の一戸建てを離れ、賃貸マンションへの住み替えを決めました。きっかけは、防犯への不安と、これから一人で暮らしていくことへの現実的な悩み。 Aさんが住まいを見直すに至った背景から、子どもたちとのやり取り、そして実際の売却・住み替えまでの道のりを伺いました。 戸建てでの一人暮らし。高まる防犯への不安 「5年前に夫を亡くし、現在は一人暮らし。子ども3人はそれぞれ独立して家庭を持ち、ふだんの生活で気軽に頼れる人は近所にいません」。 そんなAさんにとって、心の支えだったのが、13年間ともに暮らした愛犬の存在でした。 「2年前に亡くなりましたが、うちの…
息子の近くで安心!栃木から東京へ──68歳女性が選んだサ高住の暮らし
68歳のKさん(女性)は、入院をきっかけに“家族のそばで安心して暮らしたい”と決意。栃木での一人暮らしを離れ、都内の自立型サ高住「グランドマスト」へ住み替えました。息子夫婦や孫の近くに住むことで、不安が減り、安心と楽しみのある暮らしを取り戻したKさんの声をご紹介します。 入居する前に抱えていた不安は? 夫に先立たれてから長いこと栃木県で一人暮らしをしていました。体調を崩し入院してから私も心細くなっていたところ、東京に住む息子が心配して「同居をするか、家の近くに来ないか」と何度も誘ってくれりように。 2人目の孫にも恵まれ、息子の近くで暮らしたいと強く思うようになり、嫁も快く賛成しているという言葉…










