自立型住戸とは、高齢者向けの賃貸住宅や有料老人ホームなどで、基本的な日常生活を自力で行える方が入居対象となる住戸のことです。
食事、入浴、排せつなどがご自身でできる方を想定しており、介護サービスは基本的に提供されません。しかし、安否確認や生活相談といった見守りサービスが付帯していることが多く、一般的な賃貸住宅よりも高齢者が安心して暮らせるような配慮がされています。
自立型住戸のチェックポイント
1. サービスの範囲と費用を確認する
自立型住戸は、基本的に介護サービスを提供しませんが、安否確認や生活相談などの見守りサービスが付帯していることがほとんどです。これらのサービスが家賃や管理費に含まれるのか、別途費用が発生するのかを確認しましょう。また、今後介護が必要になった場合に、どのような対応が可能か(外部サービスの利用、介護型住戸への住み替えなど)も確認しておくと安心です。
2. バリアフリー設計と緊急時対応
生活を自立して送れる方向けとはいえ、高齢者の安全に配慮したバリアフリー設計(段差の少なさ、手すりの設置など)は重要です。また、急な体調不良や転倒などに備え、緊急通報ボタンの有無や、緊急時の対応体制(誰に連絡がいくか、駆けつけサービスなど)も確認しておきましょう。
3. 将来的な生活変化への対応
現時点では自立していても、将来的に介護が必要になる可能性を考慮しておくことが大切です。同じ施設内に介護型住戸が併設されているか、または提携している介護サービス事業所があるかなど、将来の生活変化に対応できる柔軟性があるかどうかを確認しておくと、安心して長く暮らせます。