契約期間(けいやくきかん)とは、賃貸物件を借りる際に、その部屋に住むことができる期間のことです。多くの賃貸契約では、この期間が2年間と定められているのが一般的です。
契約期間が終わっても、通常は「更新(こうしん)」の手続きをすることで、引き続き同じ部屋に住み続けることができます。
契約期間における重要ポイント
1. 更新の有無と条件を確認する
契約期間が満了した後も住み続けられるのか(更新できるのか)、その際に更新料や更新事務手数料が必要になるのかを、契約書で必ず確認しましょう。更新できる場合は、どのような手続きが必要になるかも合わせて確認しておくと安心です。
2. 途中解約の条件を確認する
もし契約期間の途中で引っ越すことになった場合、どのように解約できるのかも重要なポイントです。一般的には、解約したい日の1ヶ月~2ヶ月前までに家主さんや不動産会社に連絡する義務があります。また、短期解約違約金など、途中で解約すると発生する費用がないかも確認しておきましょう。
3. シニア向け物件の契約期間に注目
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)など、シニア向けの賃貸物件の中には、一般的な賃貸契約とは異なる終身建物賃貸借契約や定期借家契約を採用している場合があります。
・終身建物賃貸借契約:入居者が亡くなるまで住み続けられる契約で、亡くなった時点で契約が終了します。安心して長く住みたいシニアの方に適しています。
・定期借家契約:あらかじめ契約期間が決まっていて、原則として期間満了で契約が終了する契約です。更新がなく、再度契約し直すか、期間満了で退去することになります。
ご自身のライフプランに合わせて、契約期間の種類や内容をしっかり確認することが大切です。