宅配ボックスとは、マンションやアパートなどの集合住宅に設置されている、入居者が不在時でも荷物を受け取れるロッカー型の設備です。配達員が荷物を入れ、暗証番号などで施錠するため、荷物の盗難や再配達の手間を心配せずに受け取れます。
2025年現在、集合住宅(特に分譲マンション)では宅配ボックスの設置率が高く、普及傾向にあります。一方、一戸建て住宅や築年数が古いアパートでは、設置されていないケースもまだ多く見られます。
宅配ボックスのメリットと利用前の確認ポイント
不在時でも安心
外出中や体調不良時でも荷物を受け取れ、再配達の手間が省けます。また、配達員との対面が不要になるため、インターホン越しに不安を感じる方にも安心です。
防犯対策にも
荷物が玄関先に放置されることがなく、盗難やいたずらのリスクを減らせます。再配達の手間が省ける点でも、利用者からの満足度が高い設備です。特にインターネット通販の利用が増えている中で、利便性の高さが評価されています。
利用前の確認ポイント
- サイズと数:受け取る可能性のある荷物(通販の箱など)のサイズに対応できるか、ボックスの数は十分かを確認しましょう。
- 利用方法:暗証番号の通知方法や鍵の受け渡し方法など、具体的な手順を不動産会社に確認してください。
- 利用規約: 長期保管の可否や、生もの・貴重品が受け取れるかなど、事前に規約を確認することが大切です。
- 設置可否・管理ルール:共用スペースへの設置には管理組合の承認が必要な場合があります。また、後付け設置はスペースや費用の制約にも注意が必要です。
宅配ボックスは、日々の暮らしをより便利で安心なものにしてくれます。物件選びの際には、設置の有無だけでなく、その種類や利用方法まで確認することをおすすめします。