緊急通報ボタンとは、急な体調不良や怪我、転倒など、緊急事態が起きた際に、助けを呼ぶためのボタンのことです。特にシニア向け賃貸物件では、浴室やトイレ、寝室など、転倒しやすい場所に設置されていることが多く、ペンダント型や腕時計型で身につけられるタイプもあります。
ボタンを押すだけで、提携している警備会社や医療機関、または事前に登録されたご家族などに自動で連絡がいく仕組みになっています。これにより、一人暮らしのシニアの方も安心して生活できるメリットがあります。
緊急通報ボタンの確認ポイント
1. 設置場所と操作のしやすさ
緊急通報ボタンが、ご自身が最も必要とする場所(例えば、ベッドサイド、浴室、トイレなど)に設置されているか、また、緊急時にスムーズに操作できるかを確認しましょう。ペンダント型や腕時計型がある場合は、普段から身につけやすいかどうかも重要です。
2. 通報後の対応体制
ボタンを押した後、誰に、どのように連絡がいくのか、そしてどのような対応が取られるのかを確認しましょう。警備会社が駆けつけるのか、医療機関に直接連絡されるのか、ご家族に連絡がいくのかなど、具体的な対応フローを理解しておくことが大切です。24時間体制で対応してくれるかどうかも重要なポイントです。
3. 利用料金とサービス範囲
緊急通報ボタンのサービスには、月額利用料が発生する場合があります。その金額と、基本料金に含まれるサービス内容(通報回数の制限など)を確認しましょう。また、体調不良時の相談サービスや、定期的な安否確認などが含まれるかどうかも、物件によって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。