老後は戸建てかマンションか?その特徴30項目を表で徹底比較!
ライフスタイルや家族構成の変化に合わせて、「戸建てに住み続けるべきか?」「マンションに住み替えるべきか?」と迷うシニア世代は少なくありません。近年は防犯性や管理のしやすさなど、住まいに求める条件も多様化しています。
この記事では、戸建てとマンションそれぞれのメリット・デメリットを30項目で比較。ご自身に合った暮らし方を考えるヒントにしてみてください。
戸建て vs マンション|老後の住みやすさを徹底比較
60代・70代になると、今後の暮らしに備えて「戸建てに住み続けるか?」「マンションに住み替えるか?」と迷う方が増えてきます。
長年暮らしてきた一戸建てには愛着がありますが、階段の上り下りや庭の手入れなど、年齢とともに負担になる場面も出てきます。
一方、マンションは管理や防犯が楽な反面、管理費や修繕積立金などのコストが気になるという声も。
では、老後に本当に住みやすいのはどちらなのか?
ライフスタイル・健康状態・家族構成・資産状況などをもとに、自分に合った住まいを考えることが大切です。
以下では、戸建てとマンションの特徴を20以上の項目で比較しながら、住まい選びのヒントをご紹介します。チェックしながら、あなたに合った住まいを見つけてみましょう。
戸建てとマンションを30項目で徹底比較
項目 | 一戸建て向きの人 | マンション向きの人 |
---|---|---|
静かに暮らしたい | 都会の戸建ては△/郊外の戸建ては◎ | △(上下左右の騒音リスクあり) |
メンテナンスの手間 | ✕(修繕・庭の手入れが必要) | ◎(管理会社が対応) |
防犯対策 | ✕(自分で施錠・防犯対策が必要) | ◎(オートロック・管理人がいる) |
住み替えのしやすさ | △(郊外の戸建ては売却が難しいが都心の戸建ては売却しやすい) | ◎(都心・郊外どちらでも売却・賃貸しやすい) |
近所付き合い | ◯(地域の付き合いがあるが、負担になることも) | △(住民同士の関係が希薄になりがち) |
ゴミ出しの利便性 | ✕(自治体の指定日・時間に出す必要あり) | ◎(24時間ゴミ出しOKのマンションも多い) |
病院の近さ | △(郊外だと病院まで距離があることが多い) | ◎(都市部のマンションは病院が近いことが多い) |
買い物の利便性 | △(徒歩圏にスーパーがないと車が必要) | ◎(スーパー・コンビニが近いことが多い) |
バリアフリー(階段の有無) | ✕(2階建て以上だと階段の上り下りが負担) | ◎(基本的にワンフロアでエレベーターあり) |
火の使用・安全性 | △(ガスコンロが多く、火の不安あり) | ◎(IHコンロ設置の物件が多く、火を使わず安心) |
庭・ガーデニング | ◎(庭があれば自由に楽しめる) | ✕(基本的に庭がなく、ベランダのみ) |
修繕費の負担 | ✕(すべて自己負担) | ◎(修繕積立金で管理組合が対応) |
管理の手間 | ✕(掃除・草刈り・修繕など自分で対応) | ◎(共用部分は管理会社が対応) |
家賃・維持費 | ◎(持ち家なら維持費のみ) | ✕(管理費・修繕積立金・駐車場代がかかる) |
災害時のリスク | △(地震で倒壊の可能性あり) | ◎(耐震・防火性能が高い建物が多い) |
資産価値の変動 | △(郊外は築年数が経つと下がりやすい)◎(都心部の戸建ては価値が安定) | ◎(都心部のマンションは価値が安定) |
共有設備の充実度 | ✕(基本的にない) | ◎(エレベーター、宅配ボックス、ラウンジなどが充実) |
緊急時の対応 | △(緊急通報サービスなし) | ◎(管理人・防災設備・安否確認システムがある場合も) |
光熱費の違い | △(断熱性能により変動) | ◎(断熱性が高く、光熱費が安定しやすい) |
ペットの飼いやすさ | ◎(制限なし) | △(ペット可マンションのみ飼育可能) |
階数の自由度 | ◎(平屋や2階建てを選べる) | △(エレベーターがあるが、高層階は敬遠されることも) |
交通アクセス | △(郊外だと駅まで距離がある場合も) | ◎(駅近の立地が多い) |
駐車場の確保 | ◎(敷地内に駐車できることが多い) | △(駐車場代・台数制限がある場合も) |
防音性能 | △(外部からの騒音に左右される) | △(上下左右の生活音が気になることも) |
介護サービスの導入しやすさ | ◎(スペースが広く訪問介護を導入しやすい) | ◯(エレベーターがあれば移動しやすいが制限もあり) |
相続や売却時の扱いやすさ | △(土地があるため相続・売却に時間がかかることも) | ◎(需要が高いエリアは流動性が高い) |
災害後の復旧スピード | ✕(自己責任で修繕が必要) | ◎(管理組合主体で修繕・復旧が進む) |
居住スペースの自由度 | ◎(リフォームや増築の自由度が高い) | △(間取り変更に制限あり) |
住み替え時の費用 | △(売却・解体・リフォーム費用がかかる可能性あり) | ◎(管理費・仲介手数料中心で済む) |
地域コミュニティとの関わり | ◯(町内会・地域行事が多い) | △(住民交流は限定的で距離を取りやすい) |
あなたはどちらの特徴により多く当てはまりましたか?
チェックしてみることで、自分に合った住まいの方向性が見えてきたのではないでしょうか。
老後の第三の選択肢「シニア向け賃貸」という暮らし方
老後の住まい選びは、ライフスタイルや健康状態、周囲の環境をふまえて慎重に考えることが大切です。
戸建ては自由度が高く、庭のある暮らしを楽しめる一方で、階段の上り下りやメンテナンスの負担が増える可能性があります。マンションは管理や防犯の面で安心ですが、管理費や修繕積立金などの固定費がかかります。
どちらが最適かは人それぞれ。将来を見据えて、自分にとって安全・安心で無理のない住まいを選ぶことが、豊かな老後につながります。
さらに最近は、戸建てでもマンションでもない“第三の選択肢”として、シニア向け賃貸住宅に注目が集まっています。シニア向け賃貸は、段差の少ないバリアフリー設計や、緊急時に駆けつけてくれる見守りサービスなど、年齢を重ねても安心して暮らせる工夫が盛り込まれています。
その中でも、首都圏を中心に物件数が多く、安心感と快適さで人気を集めているのが ヘーベルVillage です。
老人ホームはまだ早い!“安心快適な見守り賃貸”|旭化成『ヘーベルVillage』の魅力とは?
(シニア賃貸60+ 松尾まみ)